原子力発電所の構造 |
職業柄、考えている事を俯瞰する為、現状を把握するために図面を使う。
今回は原子力発電所関係の情報と意識のリンクするために図面を入手しようとインターネットで、
「原子力発電所 図面」
と検索してみたらヒットした情報。
原子力発電所の構成建屋と敷地内配置
http://www.jnes.go.jp/bousaipage/sisetu/npp-1.htm
BWR発電所の全体系統構成
http://www.jnes.go.jp/bousaipage/sisetu/npp-3.htm
福島原子力発電所は沸騰水型BWR発電設備になるようだ。構造上の特徴は
「原子燃料に直接触れた原子炉冷却材が原子炉格納容器外に出て、タービンを回し発電する」
主観では汚染は原子炉収納容器の破損により放射性物質が風で拡散されて広がる事をクローズアップして報道されているように思える。
それと比べこの汚染水を使って回しているタービンや配管の破損状況の報道が少ないように見える。
先日海に放出したこの燃料に直接触れたであろう汚染水も非常に危険なものであるし、なにより現地で作業している人はこの水を浴びる危険が大いにある。
風の被害報道の影に海や水の被害報道も隠れていないだろうか。一因として正常運転時も原子力発電所自体が海に与える影響をクローズアップされてほしくない意識も感じる。
そして僕自身がいままで見過ごしてきた危険がさらにあることを知った。それは原子力発電所で使う燃料を作る「再処理施設」や「加工施設」の存在。
検索してみたらやはり被害はあった模様。青森県六ケ所村の日本原燃の使用済み核燃料再処理工場は4月8日時点では非常電源で可動していた。
http://www.kyodonews.jp/feature/news04/2011/04/post-1609.html
ウィキペディア日本語版六ヶ所再処理工場より転載:
2011年3月11日:東北地方太平洋沖地震により外部電源を喪失、非常用ディーゼル発電機2機で冷却水循環ポンプ等に給電したが、14日23時40分、ディーゼル発電機1機に不具合を生じたため停止して外部電源を使用、2時33分に給電が復旧した。残る1機も外部電源に切り替えた。また13日には使用済み核燃料の貯蔵プールの水約600リットルが溢れていたことなどが報じられた
メディアが見せたがっている(?)原子力発電所だけでなく日本各地に点在するそこと縁のある施設、原子力発電という巨大産業に向けて情報収集の必要がある。